久々の箱開けシリーズ、今回から連続してPILOTルミナをご紹介しましょう。
この機体は当店のカタログページでご紹介させて頂いています通り、70クラスのスポーツスタント機です。
70クラスのスタント機は、2mx2mのフルサイズスタント機より小ぶりながら、F3Aスタント(曲技飛行)を練習するのにうってつけという事で今人気のジャンルで、最近は70クラス・スタント大会もあちこちで開かれるようになってきています。
さて、このルミナ、構造はバルサやベニアの骨組みにフィルム貼りで仕上げた胴体、主尾翼で構成されるARF機で、下写真のようなパーツ構成となっていますが、今回はちょっと細かい点まで踏み込んでレポートさせていただきます。
まず、今回私が一番気になったのが「電動パワーでもエンジンパワーでも搭載できる」という点です。
そのためにどんな工夫がされているのか気になるところですので、突然ですが一番のポイント、マウント周りについてのレポートから始めさせていただきます。
もちろん、箱開けの定番、主翼や胴体についても次回以降でご紹介しますのでご安心ください。
さて、こちらがマウントを取り付けるルミナの胴体前端の第一胴枠とモーター用マウント(左)とエンジン用マウント(右)です。エンジン用マウントの方が少し色が暗く見えるのは耐燃料塗装が施されているためです。
マウントを裏側から見たところです。
飛び出しているタブを胴枠の溝にはめ込み、4本のネジで止める構造です。
電動の場合はこのままでいいでしょうが、エンジンの場合はマウントを胴枠に接着してしまうようにしないと強度の点で心配な気がします。
エンジン用マウントのクローズアップです。耐燃料塗装が施されているのは先に説明した通りですが、写真で少し黄色く見える、第一胴枠への取付板前面は補強の為に薄いグラスの板が張られています。また外側のコーナーにはバルサ三角材の補強を入れるなど、マウントの強度を高める細かい工夫がされています。
胴体に仮付けしてみました。
こんな感じで、エンジンは倒立に搭載することになります。
電動用マウントの前面はこんな感じ。
メーカー推奨のER-412052dBMモーターの取付ネジ位置に合わせた穴あけがされています。
この部分にはFRP(グラスファイバー)のカウリングを被せますが、カウリングについては次回ご紹介させていただきます。