上下のプランクが完了したら左右の余分な部分をレーザーソーなどでカットします。
カッターでも良いのですが、ヒノキ棒が入っていますのでカッターでは切り難いです。
レーザーソーでもあまり力を入れすぎるとバルサがササクレたり角が欠けたりしますので注意してください。
カットした後は、付属の治具にあわせて上半角が付くようにサンドペーパーで削ります。
このときは、ペーパーをかまぼこ板のようなものに貼り付けて全体が平均に削るようにします。
中央翼ができたら左右の中間翼を作ります。
こちらも、作業的には中央翼と同じですが同じ方向のものを二つ作らないように注意してください。
使用するリブをシートから抜きます。
両端のリブは同じものを2枚接着しますが、こちらの接着も初心者の方は瞬間ではなく硬化時間に余裕のある接着剤を使用して2枚がずれて接着しまわなくて良いでしょう。
リブの用意ができたら、前縁側のプランク材のレーザーカットされた穴に合わせてスパーとともに仮組みをして位置を確認してから瞬間接着材を浸透さすように接着してください。
中央部のプランク材はバルサシートにレーザーカットされていますのでそれを接着します。
その際に中心がずれない様に気をつけてください。
こちらのプランク材は裏面にも接着します。
中央部後半のプランク材もシートにレーザーカットされていますが少し幅が広くなっていますので現物合わせで少しずつ長さを調整して隙間が空かないように接着してください。
少しの隙間なら後でバルサパテを使用して埋めておくと良いでしょう。
ゴールデンウィークも後少しになってUターンラッシュの真っ只中と言う方も多いと思います。
それとも連休中は、ラジコン三昧と言う方も・・・
TOPMODELは、連休関係なく平常営業してます。
前縁側が接着できたら後縁材を接着します。
先ず、細い後縁材を取付けますが、こちらはリブに合わせてレーザーカットしてあるのでその溝にリブをはめ込み瞬間で接着してください。
そして三角形の後援材を接着します。
この後縁材は、一見するとわかりにくいのですが表裏がありますので必ず確認してください。
横から見ると直角三角形のようになっていますので平らな方が下に来るように接着してください。
主翼中央部に斜めに補強材が入りますので接着面を少し削って接着面積を多くして接着します。
斜めの補強材は左右に入ります。
この補強材で翼の捩れに対して強度がまします。
前縁側も三角材が入るようになっています。
こちらも表裏がありますので間違えないように接着してください。
接着できたら下側のプランク材を前縁の傾斜に合わせて整形してください。
三角材の成形ができたら上面と下面を2mmバルサでプランクします。
バルサは、板の状態のまま入っていますのでプランクする場所に合わせてカットします。
ベテランの方はお分かりですが、バルサ板は木目が横になりように使用します。
入っている板は木目方向に長くなっていますので、何枚かに分けてカットしてください。
木目方向に張ってしまうと強度が出ずに押さえただけで簡単に割れてしまいます。
上面は、2枚分を使用します。
接着材は瞬間でもよいのですが、後で機首を丸く成形しますので時間はかかりますがサンディングボンドの使用をお勧めします。
38mmの機首の場合は、不要な部分をレーザーソーなどでカットして防火壁に合わせます。
30mmの機首の場合は、カットする必要はありません。
成形が出来たらベニアの補強材と防火壁をモーター取付穴に合わせて接着します。
こちらは、30mmの機首も別に補強用ベニアがカットされていますので同じように接着します。
このベニアが機首を成形する型になりますので位置がずれないようにしてください。
三角材を接着すると写真のように側板よりはみ出しますのでそれを側板の形に合わせて成形します。
最初からサンドペーパーで削っても良いのですが、削る部分が多い場合はテトラのバルサカンナを使用すると作業が早く進みます。
全部バルサカンナで仕上げるのではなく荒削りをして少し側板より大きめぐらいのところで止めておきます。
また、バルサカンナをかける時は木目に沿ってカンナをかけると綺麗に削れますが木目に対して垂直に使用すると返ってバルサの目が立ってしまって面が荒れてしまいます。
それと、一気に削ろうとせずに薄くすこしづつ削るのも綺麗に削るコツです。
荒削りが終わったらサンドペーパーで側板の形に合わすように仕上げてゆきます。
三角材と側板に段が出来ないようにまた、削り過ぎて側板まで削ってしまわないように少しづつ確認しながら作業をしてください。
この作業を胴体上面と下面の両方行いプランク材がピッタリ接着できるようにしてください。
バルサカンナが無い場合は、カッターナイフで少しづつ荒削りをしてからペーパーで仕上げても良いでしょう。
また、ペーパー掛けをする場合は屋外で行うか換気を良くしてマスクをかけて行うことをお勧めします。
バルサの細かな粉を吸い込むと敏感なかたなら花粉症のような症状が出ることがあります。
私も花粉症自体は無いのですが、最近になってバルサにペーパー掛けすると鼻がムズムズしてくしゃみが止まらないようになってきましたので皆様もご注意ください。
胴体後部が出来たら次に機首の部分の組立てになります。
本機は、3種類の機首形状を選択することができます。
先ずは、近日新発売の予定になっているTahmazo アポロモーターを装着する38mm直径の機首形状です。
38mm用のモーターマウント材を側板の機首より少し入った位置に取付溝がありますのでそちらに接着します。
次は、30mm用の機首になります。
こちらは、現在発売されていTahmazo ER181212dとTahmazo 7x4.5折ペラAT30/6C2.3SMを使用する場合とモーターを使わずピュアグライダーとしての機首に仕上げる場合は、こちらを選択します。
専用胴枠を機首の一番前に接着します。
ピュアに仕上げる場合は、この前にピュア用のベニア枠をバルサパーツを重ねて接着してブロックを作り接着します。
今回は38mmの機首形状で製作を進めてゆきます。
モーターマウント用胴枠を接着したら図面に合わせてバルサの三角材をカットします。
カットした三角材は、機首の上下四隅に接着します。
こちらは、後で機首を成形するときに削りますので瞬間よりサンディングボンドで接着することをお勧めします。
瞬間で接着すると接着材が浸透した部分がペーパー掛けでも削りにくいためです。