水平尾翼の取り付けも以前は、バルサ材を自分で削って取付ていたのですが、カーボンとバルサ材で加工済となっています。
正確に加工されているので、加工精度の差が出ることも無く十分強度をもって正確に取り付けることが出来るようになっています。
垂直尾翼とラダーは、バルサのムク材の組み合わせで構成されたものに付属の薄型フィルムを張るようになっていますが、素材の質を見直して軽量になっています。
ラダーのヒンジ部分の斜め加工や、垂直尾翼の縁の丸みも加工済になっていますので、誰が製作しても高性能な機体が出来るようになっています。
意外とこのあたりの加工は、簡単そうで手間のかかる作業ですので、親切設計になっています。
これから、暖かくなってサーマルが出やすくなってくるとハンドランチグライダーを飛ばしたくなってきます。
最近は、SAL機に人気が高くそのなかでもコストパフォーマンスにも優れた「LONG SHOT」の人気が高かったのですが、その機体がモデルチェンジをして「LONG SHOT2」としてうまれかわりました。 キットの構成パーツは、以前のキットとほぼ同じような内容になっています。
主翼は、フォームコアのグラスシャーレにカーボン補強を施した構造になっています。
主翼の重量は、片側で64.6gと非常に軽量な仕上がりとなっています。
主翼の後縁は、カミソリ後縁といわれるぐらいに薄く鋭利に仕上げられています。
この薄さが空力抵抗を少なくして効率の良い飛びをしてくれるポイントです。
特にDLGのように人の力で投げ上げるような機体ならその上昇高度の差につながってきますが、組立作業をするときに手を切らないように気をつけてください。
エルロンのリンケージは、下側のエルロンにカーボンロッドで行います。
こちらの接続もシュリンクチューブを使用するようになっています。
エルロンサーボは、主翼下側に1個を搭載します。
この機体では、TMS 0605を使用していますが、標準に開いているサーボ取付穴のサイズは、Tahmazo TS-1002がピッタリです。
ラダー用サーボは、胴体内の前方に搭載してワイヤーにてリンケージします。
バッテリーは、Hot-Lips 2S1P360を機首から入れたマジックテープで止めるようになっています。
バッテリー搭載のときは、プロペラが急に回りださないように十分注意しでください。
本機を製作する際に、全備重量が200g以内に完成できれば驚くほどスローでシッカリしたフライトを楽しんでいただけます。
競技会でも十分通用する機体になっています。
本機の一番の特徴となる部分がこの上翼と下翼をつなぐ支柱に設けられたエアーブレーキです。
適度なブレーキ効果が出るように幾度ものテストを行い決定されたスリットが入れられています。
これにより降下時のブレーキとこれを取り付けることによって翼の鋼性を持たしています。
上・下翼の剛性を持たすのに「パルサー」「クェーサー」の場合は、ケブラー糸を数箇所に張っていたのをカーボンロッドを1本斜めに入れるだけで十分の強度が取れるようになっています。
モーターは、Cool-Spin C2805シリーズがお勧めです。
この機体には、C2805-1430を搭載しています。
このモーターでプロペラは、APC 8x3.8SFあたりがよいでしょう。
好みでC2805-1510(回転型)または、C2805-1200(トルク型)をチョイスしても面白いところです。
バッテリーは、Hot-Lips 2S1P360がお勧めです。
続きは、こちらをクリックしてください。
主翼も支柱やサーボの取り付け位置・コントロールホーンの取り付け場所も加工されています。
エルロンは、上下の翼に取り付けられカーボンロッドで連動するようになっています。
水平尾翼・垂直尾翼ともにエレベター・ラダーがその面積のほとんどを占めています。
EPP機とは違いカーボンの補強なしで十分の強度があります。
その他付属部品は、リンケージの接続用のシュリンクチューブ・ラダー用リンケージワイヤー・カーボンロッド類・ベニアをレーザーカットしたモーターマウント・コントロールホーン類、タイヤは本機を飛ばすのが体育館などの床を前提にしているので固定のダミーとなっています。
機体が非常に軽量なので、車輪が回転しなくても十分に離着陸します。
インドア機用の軽量なタイヤを取り付けたい場合は、ピアノ線などを利用して簡単な加工で取り付けることができます。
日本でも最近、インドア機がEPPからデプロンを使用した機体に変わってきていますが、欧米では以前からデプロンを使用した機体が多く、TOPMODELでも「パルサー」「クゥエーサー」が以前から発売していて、その飛びの良さに国内販売をしてきたのですが、発売当初は、落ちても潰れ難いということもあってEPPが全盛期で、デプロン機は、スチレンペーパーの機体と同じように思われていました。
最近は、F3P競技が確立されてその飛びの良さから競技用の機体は、デプロン機が主流を占めるようになってきたようです。 今回紹介する「IXCESS」は、既発売の「パルサー」「クゥエーサー」の発展系の複葉型のデプロン機です。
複葉機は、特にナイフエッジの浮きの良さと、翼面積が広いために翼面積荷重が低くなりよりスローな飛行が可能になっています。
キット内容は、カラーリング済みのデプロン材を正確にカットされています。
素材のデプロン材は、パルサーより比べて若干固めになっているようです。
こちらは、胴体の構成部品です。
全てデプロン材でこれを組立てていくとカーボンなどの補強を入れることなくシッカリと硬性をもった胴体が完成します。
軽量EPP機の胴体のように持つとフニャフニャして持つところがないと感じることは無いでしょう。
ハンドキャッチのときも安心して胴体を掴むことができます。
こちらは、エルロンのリンケージです。
コントロールホーンは、極薄ベニアにカーボンロッドをシュリンクチューブでつなぐという独特の方法をとっています。
面白いのは、ベニアを油性マジックで黒く色をつけるようにしているところです。
性能には、まったく関係ないのですが、デザイン的なところにこだわってるのがフランス人らしいところでしょうか。 このキットで以外なのは、タイヤがわりとシッカリしたものが入っているところです。
今までのインドア機の場合は、プラスチックのままのものや、ゴムのフリーフライト機についているようなもの出来たがこちらは、スポンジゴムとプラスチックホイールの組み合わせた物が入っています。
最近のF3P機によく見られるエアーブレーキもエルロンとラダーに装着されていて、適度なブレーキ効果が得られるように空気の逃げ口を設けてあり、これによりパターンをこなすときに極端なスピード変化が無いようにしています。
今回の入荷分は、あっという間に完売となりましたが、出来るだけ早く皆様に購入していただけるように準備しておりますので、再入荷をした際は、是非「フランスチャンピオン機」の実力を体験してみてください。