OK模型からPILOTブランドのフィルム貼り完成機で新発売された「ゼロ戦30FC」ですが、キットの基本セットは、エンジン仕様になっているですがテスト飛行を見学させてもらった私の個人的意見として、電動仕様での製作をお勧めしたくて書いてみました。
キットは、エンジン仕様のためラジアルマウントと燃料タンクが標準装備されていまが、このラジアルマウントを機体に取り付けるビスの位置が別売の「アルミEマウント」と同じ位置になっているのでそれを使うと簡単にモーターを取り付けることができます。
アルミEマウントのつばの部分が丸くなっていて、バッテリーを積むスペースのところにはみ出すのでその部分を削ります。
マウントを削るときは、削った所の角が立たないように面取りをしておきます。
それと防火壁の開口部より少し下がるようにしておきます。
これは、バッテリーを出し入れするときにリポに傷をつけてしまわないようにするためです。
モーターは、「Tahmazo ER282211d」がメーカーの推奨になっています。
少しオーバーパワーになるかも知れませんが、「Cool-Spin C3528-1000」も使用できます。
ゼロ戦は、そのスタイリングからどうしても後重になりがちなのでバッテリーは、写真のように大きく開く上面のメンテナンスハッチから機首の前方へ搭載する形になります。
バッテリーは、Tahmazo LP-3S1P4000G又は「Hot-Lips 3S1P4000」がお勧めです。
プロペラは、「APC 11x8E」あたりが良いサイズです。
スピードコントローラーは、Tahmazo 「M4516-3s」「Pro.C 4504-3s」以上が良いでしょう。
ただし、Pro.Cシリーズを使用する場合は、BECの出力の関係上、使用するサーボをアナログの消費電流の少ないものを使用するか、別に受信機用バッテリーを搭載するとよいでしょう。
Tahmazo以外のメーカーのスピードコントローラーを使用する場合も、そのコントローラーのBEC容量を確認しておく必要があります。
本機の場合、引込脚を搭載するのでその分サーボの数も多くなるので特に気をつけたほうがトラブルの防止になります。
このように電動化したゼロ戦は、エンジン機のようにカウリングからエンジンヘッドや、マフラーが露出することが無く非常にスケール感があります。
飛行に必要なパワーもエンジン機と遜色なく非常に力強い飛行をします。
スケール感もアップし、飛行後に機体についた排気オイルを拭き取ったり残った燃料を抜いたりすることもなくなり、とても楽にスケールフライトを楽しむことができます。
本機を飛ばしてみようを思っているかたは、是非電動化してみてはいかがでしょうか。