ブラシレスモーターがスタートした時にカリカリとエンジンのノッキングのようになってスムーズに回転が上がらないけど、アンプがおかしいのかとの問合せがありました。
現在は、少なくなりましたが9極モーターの場合、アンプとの相性でそのような現象が起きることがあったのですが、最近の12極モーターの場合にそのような現象がでたときは、先ずモーターのコネクターの半田やリード線の断線の可能性があります。
もし、そのような現象が出た場合、別に正常に回っているモーターがあればそれをつないでテストをしてみてください。
それで、そのモーターがスムーズに回ればアンプではなく、モーターに原因があります。
その場合、先ずモーターから出ている線の皮膜が破れたりしていないかチェックしてください。
皮膜や線に異常が無ければ線についているゴールドコネクターの半田をやり直してみてください。
特に墜落時やモーターグライダーでノーズの細いところにアウターローターのモーターを取付けた場合などは、モーター缶の回転でコードを傷つけてしまうことがあります。
また、モーターに使われているホルマール線は非常に細い線を使用しているので、モーターによっては、コードに無理な力がかかるとコードの皮膜のなかやローターから出てきているところで切れたりシリコンコードとの半田が外れたりすることがあります。
機体にモーターを搭載するときには、モーターのコードの取り回しやモーター缶とコードが接触しないように注意をしてください。
コードが擦れそうな場合は、コードの上からシュリンクを被せたりテープを巻いておくのもよいでしょう。