OK模型のマイクロバルーンは、エポキシ接着剤の軽量化のために混ぜて使用したり、接合部の補強のために、ふりかけてから瞬間接着剤を流したり、という使い方をします。
現在発売されているのは、「スーパーマイクロバルーン」「ウルトラマイクロバルーン」の2種類です。
今回は、この2つの違いを紹介してみようと思います。
まずは、質感、流動性を見ていただこうと動画をとってみました。
はじめに、「スーパー」です。
特に振ったりしなくても、サラサラと流れています。
続いて「ウルトラ」。
詰まってしまうのか、振っても出て来ません。ボトルを押して、やっと「ボフッ」といった感じで出てきます。
空中に舞う様子は見られますので、「スーパー」よりは軽いのでしょうが、これでは「ウルトラ」の方が流動性が良くないように見えます。
メーカーに聞いてみたところ、「スーパー」は微粒子のガラスのバルーン、「ウルトラ」は超微粒子のウレタンのバルーンだそうです。
つまり、ウレタン製の「ウルトラ」は、静電気が発生してまとまってしまい、流動性が損なわれているのかもしれませんね。
次は、重量を比べてみます。
まずは、「スーパー」
7.4gです。もちろん、ケースの重量は予め引いてあります。
同じ容器に、「ウルトラ」を入れて量ってみると・・・
なんと、1.5gと出ました。これでは半分どころか、4分の1以下の重量です。
まだ空気を沢山噛んでいるのでしょうか。それにしても軽いですよね。
比べてみた結果、「ウルトラ」の方が一見流動性が良くないように見えるものの、重量はかなり軽いことが確認できました。
かといって、「スーパー」の方が劣っているというわけでもありません。
この2つは、使い分けをすることで、さらにそれぞれの特性を活かすことができるのです。
その使い分けは・・・次回にご紹介しますね。